創業融資
創業時の融資制度について
日本政策金融公庫神戸支店の融資担当者への「ご紹介状」を作成させていただくことも可能です。
また、スケジュール等があえば、融資担当者を当事務所に招いて、直接ご相談いただくことも可能です。
まずは日本政策金融公庫をチェック!
民間の銀行は、創業時の企業に対しては融資を渋る傾向にあります(というかほとんど貸してくれません)。
ですので、創業時の融資については、政府系金融機関である日本政策金融公庫をチェックされると良いと思います。
日本政策金融公庫(旧国民生活金融公庫)は、国の政策として、創業時の企業への融資を積極的に行っています。
まずは日本政策金融公庫の相談窓口へ。
日本政策金融公庫は、新たに事業を始める方や事業を開始して間もない方を対象として、「新規開業資金(7200万円以内)」や「新創業融資制度(1500万円以内)」という融資制度を用意しています。
日本政策金融公庫の支店によっては、これらの融資に関する相談窓口等を設けておりますので、融資をご検討の方は一度相談にいかれるとよいと思います。
事前予約制をとっている支店も多いですので、まずは各支店のホームページをチェックしてください。
融資の流れ
1 相談
まずは、日本政策金融公庫の支店窓口等で融資について話しを聞きにいきましょう。
その際、「借入申込書」も受け取りましょう。
2 会社設立登記
会社名義で借入れをする場合、正式に借入れを申込みする前に会社設立登記を完了しておく必要があります(申込み時に、会社の登記事項証明書を添付する必要があるため)。
3 申込み(借入申込書、事業計画書等の提出)
借入申込書に所定の書類(事業計画書、見積書等)を添付し、借入れを正式に申込みしましょう。
会社名義で借入れをする場合、会社の登記事項証明書(履歴事項全部証明書)が必要となります。
4 日本政策金融公庫にて面談等
資金の使いみちや事業計画などについて、説明を求められます。
スラスラと上手に説明できるのがベターですが、多少言葉につまったりしても大丈夫です。
日本政策金融公庫の担当者が、事務所や店舗の視察に来ることもあります。
5 審査
申込みから融資が実行されるまでの期間は、3週間〜1ヶ月前後というのが一般的です。
ただし、事案により1ヶ月以上かかることもありますので、申込みはできる限り早めに行いましょう。
融資されることが決定となれば、借用証書(金銭消費貸借契約書)への署名捺印など、契約手続きへと進みます。
6 (根)抵当権設定登記の手続き *不動産担保融資の場合のみ。
不動産を担保に入れて融資を受ける場合、融資の実行前に(根)抵当権設定設定登記をする流れが一般的です。
登記手続きは、登記申請書と添付書類(日本政策金融公庫から受け取った書面など)を法務局へ提出して行います。
申請する法務局は、担保にいれる不動産の所在地を管轄する法務局となります。
登記の手続きの専門家である司法書士へ依頼すればスムーズに行ってもらえるでしょう(当然、当事務所へご依頼いただくことも可能です)。
7 融資実行
契約手続きが完了しましたら、融資金が希望の金融機関の口座へ送金されます。
8 返済開始
返済は原則として月賦払いとなります。
返済方法としては、元金均等返済、元利均等返済などがあります。
融資を受ける際に気をつけてほしいこと。
- 日本政策金融公庫の審査に通らなかった場合等に、簡単に借りれるからといって、高金利の融資(消費者金融、クレジットカードのキャッシング等)を利用しない。
- 連帯保証人の責任は非常に重い。連帯保証人を親族や第三者にお願いするときは、「絶対に迷惑をかけない」というのは無理と認識したうえでお願いすること。